Mr.エレクトの独り言 復讐と服従

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

復讐と服従

小学生投げ落とし犯。

「妄想幻覚の影響下にあり、制御抑制不可能な状態だったため、刑事責任に問うことはできない」として、弁護団は無罪を主張した。

その妄想幻覚とは、「人並みの暮らしをしなければいけない」、「家庭は幸せでなければいけない」、「収入はこれくらいなければいけない」、「世間から見て恥ずかしくない仕事や地位につかなければいけない」・・・と言った、人間が生きる上での“本質的な喜び”とは異なる、単に生産性を高めるために課せられ押し付けられた“奴隷の尊厳”、そんな、“人を支配するためにでっち上げられた道徳観”から外れる事に対する恐怖が生み出した幻想であり、いちいちそんなものを認めていたら、ほどんどの殺人は無罪になってしまうであろう。

また、制御抑制不能な状態と言うが、そもそも、制御や抑制が出来ない事自体が、“罪”なのではないのか?

ただし、ここで言う“罪”とは、あくまでも“法律違反”の事であり、“同種族の生き物として批判されるべき、本当に罪深い行為”とは異なるので、誤解無き様に・・・。

とは言え、いぢめっ子が、更に弱い者をいぢめると言う、負の連鎖がここにはあり、同情を禁ぢえない部分も無きにしもあらずではあるが、私には、どう考えても、“殺す相手”を間違っている様な気がしてならないのである。

そもそも復讐とは、抑圧への反発であり、支配への反逆であるがゆえ、その返答(あるいは報復)は、差出人に対して行うべきであり、その矛先を、直接的には無関係な他者、ましてや弱者に向ける事は、絶対におかしいのだ。

ところで、私は未見なのだが、「復讐するは我にあり」と言う映画があり、私は幼い頃から、そのタイトルが頭にこびりついて離れないのであるが、それならば、私はこう言おう。

「服従するは我になし」・・・と。