Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その38「背中のソイツ」の巻

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

禁未来小説「ドラへもん」その38「背中のソイツ」の巻

破局は、突然訪れた。ボクは、何者かによって、自分の部屋から1階の居間へと、無理矢理連行されたのだ。そして、そこにはパパと、家を出ていたママの姿が・・・。

のひ太「ママ!!ママ、助けて!!」

ママ「ごめんなさいね、のひチャン。このままでは、貴方もママも駄目になってしまうのよ。」

すると、ボクの背中に馬乗りになっているソイツが、ボクの頭を小突きながら、こう言った。

「ママさんは、お前のせいでPTSDになってしもうたんやで。そこん所、よ~く自覚しとけよ。」

のひ太「だって、だって、ボクは悪くないよ!!ボクは、ボクは・・・。」

パパ「ごめんな、のひ太。本当は、私がやさしすぎたせいで、お前を駄目にしてしまったのかも知れないな・・・。」

のひ太「そうだ!!そうだよ!!パパが悪いんだ!!ボクはちっとも悪くないよ!!ボクはまだ子供なんだし、すべての責任は、ボクを生んで、こんな風に育てたパパにあるんだ!!」

「何やとう!!自分の悪事を棚に上げて、何の罪も無いパパさんを批判するとは何事や!!」

・・・と、ソイツは猛烈に怒り狂うや、ボクの首根っこをつかんで、風呂場へと引きずりこんだ。

「こりゃ~!!このガキャ~、こっちに来い!!その腐った根性と頭を叩きなおしちゃる!!」

ソイツは、ホースでボクの頭に冷水をぶっかけた。

「ほりゃ~!!これでちっとは頭を冷やせ!!」

のひ太「冷たい!!冷たいってば~!!やめろ~!!このくそドラへもんめ~!!」

「ドラへもん?アタシはドラへもんぢゃあないわよ。」

のひ太「ええっ!?お前は、ボクが階段から突き落として壊してしまった、ドラへもんだろ!?」

「残念デシタ!!それぢゃあ、そろそろ自己紹介しておくとするかしら。」

そして、びしょぬれのまま、ボクは居間の床に正座させられ、ソイツと初対面する事とあいなった・・・。

(つづく)