Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その40「無残な結末」の巻

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

禁未来小説「ドラへもん」その40「無残な結末」の巻

のひ太「ねえ!!パパ!!ママ!!ボクをどうする気なの!?」

パパ「のひ太。いいか、良く聞いてくれ。パパにはもう、お前を教育するだけの能力が無い。だから、しばらく、その道のプロに預けようと思ってるんだ。これは、本当にお前のためを思ってする事なんだから、解ってくれるな?」

のひ太「・・・ボクは一体、何処へ連れていかれるの!?」

ドウラミ「とりあえず、アタシが働いてる、あんたみたいな問題児を矯正するための施設でしばらく寝泊りした後は、北海道の農場にでも送って、何年か働かせるかね~。」

のひ太「ええ!!そんな!!ボク、そんなのイヤだ!!パパ!!ママ!!ねえ、嘘でしょ?」

ドウラミ「パパさん。ここが肝心でっせ。アンタが今まで甘やかし過ぎたせいで、コイツはこんなに捻ぢ曲がってしもうたんや。ここでまた、アンタが甘い所を見せたら、もう直るもんも直らないっちゅうか、コイツもそうやが、アンタら家族全員、死ぬまで地獄の苦しみを味わう事になりマッセ。一旦やると決めたんなら、アンタも覚悟決めなはれや!!」

パパ「そうだな・・・。のひ太。ドウラミ君の言う通り、すべては、パパがお前を甘やかし過ぎたせいで、起きた事だ。だから、もうこれ以上、私はお前を甘やかす訳にはいかない。たのむから解ってくれよ。」

のひ太「そんな!!ボクやだ!!ボクはパパとママの子でしょ?ボクは、ずっと、この家に居たいよ!!」

パパ「心配するな。ドウラミ君は、この道のプロで、同ぢ境遇の子供を、何人も救ってきてるんだから。いつかまた、皆で楽しく暮らせる日も遠くないさ。」

のひ太「嘘だ!!パパはボクを見捨てる気なんだ!!パパは、ボクの事が嫌いになったんだ!!そうだ!!そうに決まってる!!パパの・・・、パパの、裏切り者~!!」

パパ「のひ太・・・。」

のひ太「そうだ!!ママ!!ママは違うよね?ママは、ボクを見捨てたりなんかしないよね!?」

ママ「・・・のひちゃん。私も、パパの意見に賛成なのよ。」

のひ太「そんなあ!!パパもママもずるいよ!!何でボクだけ、こんなつらい目に遭わなきゃならないんだ!!何で!!何で!!」

ドウラミ「ええい!!うるさい!!黙れ、こんガキャ~!!お前って奴は、ようもここまで、自分を甘やかして来たもんやのう!!今の今まで、お前がどれだけパパさんやママさんを苛め抜き、苦しめ続けてきたか、考えてみい!!お前の居る場所なんざ、もはや、ここには無えんだよ!!」

そう言うと、再度、ドウラミちゃんは、のひ太をうつ伏せにし、背中に馬乗りになった。

ドウラミ「何なら、ドツキ・ヨット・スクールに送ったってもええんやで!!ただし、あそこは年に何人か、必ず死者が出るんで有名やけどな!!」

そして、ドウラミちゃんは、のひ太に、こう耳打ちした。

ドウラミ「(小声で)いいか。パパさんやママさんと違って、アタシはアンタが死のうが生きようが、どっちだって構わないんだ。アンタは、アタシの兄貴、ドラへもんの仇だって事、忘れんぢゃないわよ。」

のひ太「ううぅぁぁぁあああああああ!!!」

ボクは泣いた。でもそれは、自分が今までパパやママにしてきた酷い行為に対して、罪の呵責に耐え切れなくなったんぢゃなく、あくまでも自分可愛さゆえにであり、自分が現在置かれている苦しい状況が、悲しいからに過ぎなかった・・・。

ドウラミ「いいか、良く聞け!!お前の様な精神の弱い奴はな、いずれにせよ、結局、周りの人間や身内を苦しめる結果をもたらすんや。何故なら、弱い人間は、自分以外のすべての人間が、皆、生まれつき強いものだと思い込んでるから、自分本位な嫉みや、見当違いな怨みを抱くもんなんや!!だけどな、いつまでも勘違いしてんぢゃねえ!!ええ加減に観念せえ!!大人しゅう、あきらめやがれ!!」

そう怒鳴り続けながら、ドウラミちゃんは、右腕で、のひ太の首を思いっきり締め上げた。

のひ太「うぐ・・・むぐぎゅぅぅぅうう・・・。ふぎゃぁぁぁああぅ・・・ぐわ!!」

何とも気味の悪い呻き声を上げたかと思うと、その直後、のひ太は、ピクリとも動かなくなった。

ドウラミ「やべえ!!やっちまったか!!」

・・・のひ太は死んだ。

(完)

★ご愛読、誠にありがとうゴザイマシタ。(作者)