Mr.エレクトの独り言 理想主義者

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

理想主義者

「正しい事をしていれば、いつかは受け入れられるはずだ。」

理想は、そうかも知れない。

しかし、貴方は大きな勘違いをしている。

何故なら、貴方のしている行為が正しかろうが、間違っていようが、それをジャッジするのは、現在、この世に生きている多くの人間達であり、間違っても、神様だとか、真っ当な倫理観を持った裁判官などでは有り得ないからである。

すなわち、現時点において認められてないものが認められるとするならば、それは、貴方の思想が正しかったと言うよりは、この世に生きている多くの人間達の、価値観なり、ものの考え方が変ったと言うだけの事である。

そして、ここからが最も重要なのだが、その変化をもたらしたのは、貴方の功績ゆえにでもなければ、多くの人々が正義に目覚めた訳でもなく、それとは別の何か、もっと大きな力によって為されたに過ぎないのだ。

この世は、民衆を支配統率する、権力者の思惑によって成り立っている。

すなわち、こう言う事である・・・。

「おめでとう。これは、非常に喜ぶべき事だ。何故なら、貴方の行為が、民衆を支配するための小道具として、承認されたのだ。」

そして、貴方は満足し、プライドを保ち、積年の願望を達成し、自己の欲望を充足させ、穏やかに死んでいけるだろう。

ただし、世の中の仕組みは、何一つ変りはしない・・・。

相変わらず、第二第三の貴方が生まれ、その中の一握りが成功し、その他多くの者は、苦しみと敗北感に苛まれ、寂しく死んでいくだけの事である。

私の怒りは、自分自身の不幸や苦悩や葛藤を解決しただけで収まる様な、ちっぽけなものではない。

この地球上における、人間同士の争い、憎しみ、孤独。それらがすべて無くならない限り、そして、それらの苦しみを生み出す元凶を根絶やしにしない事には、気が済まないのだ。

ちっぽけな自尊心を満たす事や、わずかな快楽を得る事くらいで、買収なんてされてたまるか!!

・・・とは言え、この管理社会において、支配者達の思惑に変革など起こり得ない事くらい、いやと言う程解っているし、自分に社会変革など為し得ない事くらいは、自覚している。

ゆえに、私は、絶望するのである。

だが、そもそも、自分独りが幸せになる事なんて、簡単過ぎて、生き甲斐を感ぢないのだ。

フフフ・・・。

私と言う人間は、何とも驕った、理想主義者である事よ・・・。

驕った?・・・否。狂った・・・と、言い換えるべきだろうか。