ボク、のひ太は、一命をとりとめ、とある病室に居た。
のひ太「くそ~。あのドウラミの奴のせいで、酷い目に遭ったよ。だけど、アイツのやり過ぎた仕打ちのせいで、無理矢理、矯正施設や農場にも連れて行かれずに済んだんだから、まあ良しとするか。だけど、ホント、なんて奴だ。人間様を、それも、この“のひ太様”を誰だと思ってやがるんだ・・・。」
その頃、ドウラミちゃんはと言えば、ロボット法に違反した罪で、ロボット再教育機関へと送り戻されていた。
のひ太「あんな奴、スクラップにしてしまえば良いのに。何にせよ、ボクをあんなロボットに売り渡そうとしたパパとママだけは、絶対に許さない!!何としてでも、このボクを幸せにしてもらわなきゃあね。畜生!!今に見てろよ~!!」
ボクは、パパとママへの理不尽な怒りと怨みを、更に募らせる一方だった。
のひ太「・・・とは言え、ヒキコモリを続行すれば、また邪魔者を寄越すに決まってるし、かと言って、あのシャイアンとスネトの待つ学校には、絶対行きたくないし・・・。」
のひ太「そうだ!!転校だ!!パパとママをダマ・・・ぢゃなくて、説得して、別の小学校に行かせてもらおう。ウン!!それが良いや!!」
ボクは、しばらく猫を被り、パパとママを欺く計画を立てたのだった・・・。
のひ太「それにしても、ドウラミの奴が最後に残していった、ボク宛のメッセージが、超ムカつくよ!!」
そこには、一言、こう書いてあった。
「奪うだけの王は滅びる」・・・と。
(つづく)
★この先、のひ太を待つものは、更なる地獄なのか、それとも・・・!?ワタクシも、書き進めるのが怖いでキュウ!!(by禁ちゃん)