Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その44「魔王の退屈」の巻

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

禁未来小説「ドラへもん」その44「魔王の退屈」の巻

ドウラミちゃんの横暴な仕打ちによって、入院を余儀無くされていたボク、のひ太は、身体もすっかり回復し、無事に退院の運びとなった。そして、パパとママに懇願し、以前に通っていた小学校を転校させてもらい、ヒキコモリと言う、重く長い夏休みにも終止符を打ったのだが・・・。

新しく通う事になった学校は、可も無く不可も無く、電車で通う面倒臭さを除けば、いたって快適だ。土地柄、同級生達も、あまり他人に干渉しないタイプが多いせいで、ボクは何事もなくクラスに溶け込んだ。

ただし、こいつらのガキっぽさと来たら・・・。

そう。ヒキコモリの経験、そしてその最中、インター・ネット漬けだったボクには、動物の様に生き・・・否、ただただ動き廻るだけのこいつらが、まるで虫けらの様な存在に思えてならなかった。

あ~あ。この世は、人生は退屈過ぎるよ・・・。

家庭崩壊の挙句、あまりにも感情をすり減らしたボクは、いつしか不感症とも言える精神状態に陥っていた。

ああ、刺激が欲しい・・・。

こんなおぼろげな気分のまま、一体いつまで命を繋げば良いってんだよ。

ボクは生きる目的を見出せぬまま、虚ろな気分で日々を過ごしていた。

あの幼稚で愚かな同級生達の様に、何にも考えず、日々、楽しい事ばかり夢想して生きていたかったよ・・・。

フフ・・・。とは言ったものの、ヒキコモリ以前のボクもきっと、あいつらみたいに、ただ何となく、パパやママに言われるままの人生を過ごしていたんだろうな。

あ~あ・・・。

つまんねえな~・・・。

(つづく)


★まるで魂の抜け殻となってしまった、のひ太。ああ、こんな調子で、あと156回続く連載を全う出来るのか!?作者のワタクシも不安でキュウ!!(^^;)