どこに行っても、基準は金。
・・・と言うか貨幣。
ほとんどのものは貨幣で買えるし、動かせる。
「金がなけりゃあ何にも出来ねえ~」・・・と歌ったのはアナーキーだが、金があれば何でも出来る世の中と言うのも、どうかと思う。
時には、いくらお金を積んでも、性格の悪いやつは乗せないタクシーとか、バスがあっても良いぢゃないか。
もちろん、それはそれで、価値観の違いによる差別や排除と言った問題が発生するが・・・。
だが、判断する基準が、貨幣のみに統一されている事による弊害は大きい。
とは言え、それはあくまでも、貨幣を持たざる者にとっては・・・と言う意味合いにおいてであり、貨幣を大量に所有している者にとっては、これほど都合の良いシステムもない。
・・・と言うか、貨幣制度は、そのために作られていると言っても過言ではない。
ケンカの弱い王子や、頭の悪い王子にも、王の座を引き継がせる事が出来る様にするために・・・。
金の奴隷
貨幣の奴隷
貨幣制度の奴隷
貨幣制度を作った人間の奴隷
貨幣制度を作ってこの世を牛耳っている人間達の奴隷。
私達の生きる目的は、貨幣を収集する事ではなかったはずなのに・・・。