Mr.エレクトの独り言 私有=支配
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Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

私有=支配

貨幣制度を受け入れた(押し付けられた)事もそうだが、土地や資源の私有を認めた時から、不公平な世の中のシステムは、ほぼ磐石となった。

私有=支配である。

もはや、少々の能力では、このハンディ・キャップ・マッチを制する事は出来ない。

更に言うならば、“少々の暴力”を持ってしても、同様である。

しかも、まだ足りぬとでも言わんばかりの、無制限の所有、無限の貯蓄まで許されているとなれば・・・。

ところで、この地上に争いが絶えないのは、人間が多過ぎるせいなのかも知れない・・・と言う気持ちになる事がある。

しかし、本当にそうだろうか?

貨幣制度によって、個人が本来持ち得る能力を封殺せしめた、この世を支配する人間による、まるでバベルの塔の如き際限の無い貯蓄、すなわち土地や資源の独占(ひとりぢめ)を容認してしまった事が、この現状を生んでいるのではないのだろうか。

実際には、公平(←何度も言うが、平等ではない)に分配すれば、飢える者もいなくなるのでは?

・・・とは言え、支配者を肥やすためには、奴隷の数が多ければ多いほど良い訳で・・・。

この図式って、まるで女王蜂と働き蜂?

やってらんねえなあ・・・。

こんな世の中では、“捨て蜂”ならぬ“捨て鉢”な気分になるのも、仕方がないってもんだ。

明日の不安に衝き動かされる働き蜂、あるいは働き蟻になるよりは、その日暮しの生き方を選ぶキリギリスの如く・・・。

そう考えると、“支配を容認しない”と言う事は、己がこころに巣食う、“安心を求めるこころ”に背を向ける事であるのかも知れないな。