Mr.エレクトの独り言 禁未来小説「ドラへもん」その52「歪んだ初恋」の巻

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

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禁未来小説「ドラへもん」その52「歪んだ初恋」の巻

3学期、バレンタイン・デーを目前にしたある日、担任の爽木が、突然、こんな事を言い出した・・・。

爽木「皆も、春には5年生。小学校高学年のおにいさん、おねえさんになる訳ぢゃが、そうなると、もう好きな異性の一人や二人居ると思う。」

生徒、互いを冷やかし合い、ざわめく・・・。

爽木「まあまあ、そう騒ぐな。いやいや、いても全然おかしくない年頃だし、恥ずかしがる事なんかないって事を、先生は言ってるんだぞ。」

何気ない一言。

・・・そう、爽木にとっては、単なる朝の思いつきを、気安く口にしただけかも知れない。

ところが、その何気ない一言に、大きな衝撃を受けた生徒が居た。

何を隠そう、このボク、のひ太・・・である。

やばい!!やばいよ、これは!!

ボクは慌てた。好きな異性がいないなんて、マズイ!!

・・・今なら、何故そんな気持ちになったのかと言う事も、上手く説明出来るかも知れない。だけど、その時は、本当に焦ってしまったんだ。

他の生徒に遅れをとってしまう事。そして、自分が未成熟である事を認めたくないと言う、愚かな自尊心・・・。

ボクは教室を見渡した。

誰なんだ?ボクの初恋の相手は・・・!?

どれ・・・否、誰にしよう・・・!?

一体、誰に?

・・・そうだ!!あの娘だ!!

ボクは、ある事を思い出した。

ボクが、この学校に転入した日、床に落ちた消しゴムを拾ってくれたあの娘。そう、シズコちゃんの事を・・・。

(つづく)

★今回よりしばらく、新シリーズ「のひ太の初恋地獄篇」を、お届けイタシマスキュウ。(作者)
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