Mr.エレクトの独り言 何故だか涙の溢れ出る歌①

Mr.エレクトの独り言

自主レーベル及び、日本人中古貴重盤ショップ、『エレクトレコード』オーナー、Mr.エレクトによる独舌日記!!

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何故だか涙の溢れ出る歌①

高校時代、ラジオに森田童子がゲスト出演しており、その時のニュー・アルバムが「夜想曲」で、その番組でも、そのアルバムの曲ばかりかけていた・・・と言う事もあり、私は今でも「夜想曲」が、森田童子の作品中、一番好きなアルバムなのデス。

ちなみに、「夜想曲」の次に出たラスト・アルバムの「狼少年」は明らかに集中力を欠く作品で、このアルバムを最後に引退した事が、うなずける作品でありマス。

しかし最近になって、ファースト・アルバムの「Good Bye」を聴き直したのだが、アルバムのラストに入っている「さよならぼくのともだち」を聴いていたら、何故か涙が溢れ出てきた・・・。

とは言え、そもそも「夜想曲」ほど思い入れもなく、それ程聴き込んでいる訳ではないアルバムである。むしろ、J・A・シーザーが編曲で参加した「マザー・スカイ」の方が聴き馴染みがあるはずなのに。

何故だろう。歌詞の内容か?それとも、コード進行に秘密があるのだろうか?

自分でギターを弾きながら、あるいは鼻歌でくちずさんでみても、二行ともたず悲しい気持ちがこみあげてきてしまう。

歌詞の内容に具体的に共感する訳ではないし、物悲しい雰囲気の曲やメロディーなど、この世にはいくらでも存在すると言うのに・・・。


きっとそれは、他の事には一切目もくれず、不純物など一片たりとも混入させ得ぬ程に、純真なまでに思いつめた森田童子の声、うた、そしてこころの振動によって、自分のこころの奥底にしまいこんだはずの悲しい記憶が共鳴して震え出し、呼び覚まされるせいであろう。

森田童子にとって、この歌は、ある事件(弾圧)をきっかけにこころが殺され死んで(=思想を放棄、転向して)しまい、去って行った(活動家の)ともだちに捧げた決別の歌であるが、私にとってのこの歌は、孤独によって殺され死んでしまった幼少時の自分のこころに対する鎮魂歌なのだ・・・。


弱虫でやさしい静かな君を ぼくはとても好きだった 
君はぼくのいいともだちだった
さよなら ぼくのともだち
さよなら ぼくのともだち

森田童子「さよならぼくのともだち」より
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